貼り合わせ(合紙加工)の活用法

23:57 ,水曜日, 8月 03, 2016

今日は来春大学を卒業される方が工場見学に来てくれました。
仕事ややってることを面白いって思ってもらえるのは嬉しいですね。
そんな専務の森川です。


一見よくあるパンフレットケース。
これの作成のお手伝いをさせていただきました。



貼り合わせています

実は、このパンフレットケースは貼り合わせで作成しています。
印刷>片面PP>分割半裁>2枚合紙>トムソン>内職サイド・底貼り
こんな手順でつくっています。


で、なぜ貼り合わせているか?

答え1:版が1台・印刷代が1回で済むから。
答え2:PPがあった場合、通し枚数が減らせる
答え3:薄紙用の印刷機で印刷できる(お客さんの社内で印刷可能)


解説編

答え1について
通常両面印刷の場合、版が2台(表と裏)でそれぞれ2回印刷するか、
版1台(表裏付け合わせ)で2回印刷するかが考えられます。
いずれにせよ、印刷代が2回別々にかかってしまうのです。
貼り合わせの場合、
表裏付け合わせで版が1台で印刷も1回で完成。
版代・印刷代が安く上がります。

答え2について
PPは面積と通し枚数によって価格が変わります。
550×800mm2面つけが30円とした場合
550×400mm1面つけは半分の15円ではなく、割高になるのです。
面積は大きくなりますが通し枚数を減らすことができます。
ここも通常やすくなりますね。

答え3について
仕上がりが0.5mm厚のモノの場合、0.25mm厚×2枚合紙で出来ます。
0.5mmは印刷機に通らなくても、0.25mmくらいなら結構通るのです。
印刷屋さんも0.5mmだと印刷から外注でお願いするのですが
貼り合わせを使うと、印刷部分は社内で作業ができるのです!


まとめ

まぁロットやモノによって全部が全部安くなるとは言い切れませんが
選択肢の一つとして頭の片隅に置いておかれると役に立つ可能性は高いです。


今日のYOUTUBE


オリジナルは1995年リリースかぁ。
でもやっぱりいい曲だな。


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