反り・伸び・縮み

23:07 ,火曜日, 8月 18, 2015

紙管理人の森川です。

スーパーや店頭で見かけるパネルって
もともとあのボードに直接印刷しているのだと
入社前は思っていたのですが、
実はそうではないのでした。

例えば今回、作成のお手伝いさせていただいているパネル。
これを例に紹介したいと思います。

芯材はE段ボール(Eフルート)という
1.5mm厚の段ボールシートを使用しています。
これは段ボール工場さんでつくってもらいます。


E段シート(Eフルート)

そのE段シートに、
表面に印刷物
裏面に捨て貼り(反り防止の裏用白紙)を貼り合わせます。

別の作業風景ですがですが、こんな感じで、
職人の技術で貼りズレがでないように加工しております!


このように3枚同時に貼り合わせることで
反りの少ない仕上がりになります。

反りがなぜでるかというと、
ノリに含まれている水分によって紙が伸び、乾くことで縮みます。
これが同じ紙同士だと、その伸び縮みの割合がほぼ同じなので
反りがでにくいのです(共に伸び、共に縮むから)
ただ異なる紙だと各々伸び縮みの割合が異なるので反ってしまうのです。
(片方はよく伸びよく縮む、もう片方はそんなに影響を受けないなど)

これは3枚の貼り合わせのときも同じで
同じ紙同士で3枚同時に貼り合わせると
伸び縮みの割合がほぼ同じなので反りがまず出ません。

合紙したもの

最後に、木型でトムソン抜きして完成になります。

こうみえて3枚貼り合わせています

もちろんE段ボール以外の芯材も合紙いたします。
(A段・B段・スチレン・コートボール・チップボールなど)

なにより
きれいなパネルがPRのお手伝いをさせていただきます!

専務:森川聡宏株式会社モリカワ

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